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【香川県小豆島町】昭和6年築の商家邸宅を一棟貸し宿に再生した「お屋敷ステイ 幸」がオープン!

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香川県小豆郡小豆島町の「小豆島リトリーツ」は、10年間空き家だった醤油で栄えた豪商の邸宅を再生し、一棟貸し宿「お屋敷ステイ 幸(こう)」として11月1日(土)にグランドオープンした。

昭和6年築で敷地面積3,000平米の邸宅


「お屋敷ステイ 幸」の物件は、昭和6年築の母屋と明治の蔵を備えた古民家。

敷地面積が3000平米で、通常の住宅用地の10倍以上の広さがある。

明治の蔵を活用したBARスペース

半露天風呂・サウナ・蔵BAR・日本庭園を備え、玄関アプローチに醤油醸造所時代の重石をそのまま残しているのが特徴だ。


産業遺産の記憶を宿泊体験として継承している。

一棟貸し宿オープンの経緯


神戸に在住する古民家の元オーナーは、かつて月に1度島に戻って風通しや庭の手入れを続けていたそう。しかし、子どもの世代が島外育ちのため継承者がおらず、10年間空き家状態になっていたのだとか。

「小豆島リトリーツ」代表・加藤直樹氏は、妻と中3・中1・小5の3姉妹とともに小豆島へ移住。自己資金3,000万円超と総務省補助金・銀行融資・クラウドファンディングなどにより、総額約9,200万円を投じ、この古民家を一棟貸し宿に再生した。

泊まる地域資産として高付加価値宿泊需要を生み出した


小豆島では、高齢化と若者の島外流出により空き家率が上昇しているという。今回の取り組みで「誰も住めなかった屋敷」を「泊まれる地域資産」に転換し、1日1組限定最大9人の高付加価値宿泊需要を生み出した。12月現在、公式サイトや楽天トラベル、一休.comなどで予約を受け付けており、ふるさと納税返礼品としても全国展開している。

加藤夫妻は「この広大な敷地と歴史ある佇まいなら、特別な滞在体験を提供できる」と感じたとのこと。港送迎、プライベートシェフ手配、敷地内農業体験など、地元連携のサービスも充実させ、滞在型観光の新たな拠点として地域経済活性化に貢献している。

そして今後の展望としては、2〜3世帯でのゆったり旅行先としての認知を高め、小豆島を「子どもがまた戻りたくなる島」にする滞在観光の推進役として展開したいと語った。

「お屋敷ステイ 幸」でかつての大邸宅を貸し切って、歴史と文化の重みを感じながらゆっくりと過ごしてみては。

■お屋敷ステイ 幸
住所:香川県小豆郡小豆島町堀越甲362番地
収容人数:最大9人(客室4室+広々リビング・キッチン)
設備:半露天風呂、サウナ、蔵BAR、月見台、日本庭園
料金:平日2人 77,100円〜(税込、季節変動あり) ※3人以上 1人あたり15,000円追加
公式HP:https://oyashiki-stay.com

(淺野 陽介)

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